いつかこの世界のどこかで医学物理学研究を.....

医学物理学(生物物理学含む)に憧れて早20年超。何故か勉強が進まず苦悶する日々。いつか医学物理士の資格を取得して医学物理学研究に参加するという夢に辿り着くまでの日々を綴る。

物理学という学問の魅力について

 自分は家系的には、化学が得意な子となってもおかしくなかったはずなのに、中学高校大学とずっと化学の成績が振るわずに苦しめられた。現在でも思いだすが、高校から物理の成績が少しだけ上向いた。自分が、こいつ天才的に頭脳明晰、と思っていた同級生がある学期だけ「俺、物理でこんな成績とるの初めてだよ~」と、5段階評価で5ではなく、4を取ってしまった事を嘆いていた時、実は自分もその天才と同じ4が取れたことを内心喜んだ記憶がある。だが、その無名の(一応進学校)地方の私立高校にすら、自分より物理や数学が出来る学生は一定数いたのである。だから大学は思い切って理学部でも工学部でもなく薬学部を選んだ。

 アラフィフとなった現在、もはや大学やその他の学校といわれるところに通って教師から勉強を教えてもらう立場ではなくなった。つまり自分の家で独学をするしかなくなったのだが、物理学は例えば海外の大学のサイトをネット検索して教科書を探し、それをアマゾンで購入して自習・独習すればある程度大学で学んだ学生達に近づける。つまり独学向きの学問であると思っている。化学や生物学も独学が無理ではないが、例えば1000ページもある生物学の教科書の何処が要点で、最低限の知識を身に着けるのにどこを読めばいいかは、やはり教師のガイドが必要かもしれない。後、化学や生物学は実験をする学問である。

 研究者でもない自分が口出ししていいのか分からないが、生命科学領域に於ける数学や物理学、統計学の重要性が増してきているように感じる。将来的に、医学物理学、生物物理学の存在感も増していくであろう。