いつかこの世界のどこかで医学物理学研究を.....

医学物理学(生物物理学含む)に憧れて早20年超。何故か勉強が進まず苦悶する日々。いつか医学物理士の資格を取得して医学物理学研究に参加するという夢に辿り着くまでの日々を綴る。

自信を失いつつある今日この頃

 来年の医学物理士認定試験を受験しないと、もう自分が医学物理士を目指すことは

なくなるかも知れない。残念だがそれも仕方ないかな、と思い始めている。結局

一報も論文を書かず、修士や博士にもならず、医学物理士も諦めてしまうのかな、

と何か寂しい気になる。

プライベートも全然充実しておらず、自分が将来的にジュニアを授かることはないのかな、とこれまた寂しい気になる。

今年もノーベル賞の季節が近づいてきた。日本の学問・基礎科学の研究はどういう方向に進んでいくのだろう?

文部科学省が全てを牛耳っているかのように見える国立大学の教育研究体制。何故誰も文部科学省を解体しようと言い出さないのだろう?それは命がけの行為になるかも知れない。だが、海外留学(特に学部)が不可能となっていく現状で、そういう声が大きくならなければ、もはや日本の学問は萎縮・後退し続けるだろう。

ダブルメジャー(専攻を2つ持つこと)や編入学制度、学部から大学院進学時の囲い込みの禁止を徹底しなければ先は相当暗い。チャレンジする若者が居ない、少ない社会の先もまた暗い。

日本という国に生まれたことを心底幸運だと思える世代は、自分たちくらいまでだろうか?いや、自分たちの世代も怪しい。

日本国内の農業の保護や食の安全の保証、教育の改革及び無償化(大学/大学院も)、取り敢えずここら辺が実現できるか否かが我が国の国運の分水嶺になる気がする。