いつかこの世界のどこかで医学物理学研究を.....

医学物理学(生物物理学含む)に憧れて早20年超。何故か勉強が進まず苦悶する日々。いつか医学物理士の資格を取得して医学物理学研究に参加するという夢に辿り着くまでの日々を綴る。

もう日本の教育界に期待するのはやめよう...

 アラフィフの自分は結婚もしておらず、当然子供も居ない。だが、それは以前のブログにも書いたように、本人も周囲も納得する事情があった。自分に子供が居たら、行って欲しい大学、学んで欲しい学問が昔はあった。でも、現在はもし子供が居たとしても、自分の娘や息子に今更、研究者や技術者になれとか偉くなれとか、大学や大学院で長期にわたって勉学に励んで欲しい、などとこれっぽっちも思わなくなった。そんなことにどんな意味があるのだろう?これだけ腐敗した祖国で、一体、誰のために素晴らしい研究や新しい技術を開発しなければならないというのか?

 「いじめ」があっても皆知らん顔。都合のいいときだけ知り合いや家族の顔を使い分ける。

 大学は1つだけ取りあえず入学すべきだろう。だが、大学院に同級生も行くからと言う理由で高い学費を払ってもらったり借金をしたりして進学するのは愚の骨頂である。自分がやったみたいに海外の大学に日本の大学から編入学するのももう事実上不可能である。それにそこまでする意味が無い。

 そもそも戦後、日本にまともな大学教育など存在しなかったのである。劣悪な環境の中で、奇跡的に優秀な日本人研究者たちの自己犠牲によってここまで持ちこたえてきたのである。大学院教育など、形だけ有って真の研究者を養成する大学院教育など、日本国内には無きに等しいのである。

 学問は本当に学びたい人が自主的に書籍や情報を入手して続ければいいのである。

日本の大学に何かを期待すること自体間違っている。

 偏差値教育に基づくサラリーマン社会が崩壊しようとしている今、高い金を払って大学に入学する以前は塾や予備校に通い、同じく高い学費を払ってまで有名大学に進学することに日本人全体が疑問を持ち始めている。

 では、海外の有名大学ならいいのか?誰も本音は言わないが、自分の子供が学者になるのに1年間に何百万円もする学費を4-5年も払うほど愚かな親など何処に居るのだろう?結果的に馬鹿高い学費を払って大学を卒業した学生は学者や研究者など目指さず、金融街やもっと金が儲かる業界を目指す事になる。

インターネットの発達と、善意ある海外の有名大学の教官たちのおかげで、海外大学で行われる授業に用いられる教科書や参考書の情報まで開示され、我々の手元に海外の有名大学で使用されている教科書がお金さえ払えば届くようになった。

まさしくチャンスと危機が表裏一体となって訪れた感がある。

日本の大学は、早急に、大学みたいな学校から脱却し、自由で卒業までに真の実力をつけさせる教育体制の構築に取り組むべきである。