担任だったO教授に、生物学部への編入学=海外留学の相談に行こうと決めた。
心優しい学生思いのO教授だったが、自分の生意気で挑戦的な進路決定を
どう思うだろう?教授室のドアを叩いた。
日本でも海外でも、真に偉大な学者というのはこちらが礼儀正しく振舞えばだが、謙虚で必要以上に威張らないし、真摯に相談に乗ってくれる。
取り敢えず、大学の留学センターへ相談に行けというアドバイスを貰う。
O教授は海外にも友人の研究者が多い、国際的に名の通った大物である。
そして、実際にその後、編入学の手続きを進める上で、O教授の助けを借りねばならない場面が発生するのである。
昨年、自分は長い間、様々な理由から連絡の取れなかったO教授と実に約23年ぶりに再会した。