いつかこの世界のどこかで医学物理学研究を.....

医学物理学(生物物理学含む)に憧れて早20年超。何故か勉強が進まず苦悶する日々。いつか医学物理士の資格を取得して医学物理学研究に参加するという夢に辿り着くまでの日々を綴る。

優秀さの定義

現在から約23年前に、親のお金で2つ目の大学に編入学させてもらい、海外での学部生生活が始まった。結果から言うと、当初の目的であった海外大学院進学は直ぐにはかなわなかった。自分にとって海外留学は学士号を得るためと、英語力を身に着けるためと、そして世界中から集まる優秀な人材に交じって自分を鍛えるためであった。ところでタイトルの優秀さ、という言葉だが、昔は自分には縁のない言葉だった。自分が知っている、また、自分が認める優秀な人材、の定義は何かを考え論じてみたい。まず、頭脳明晰であること、加えてタフである事、特に精神面に於いての話である。プレッシャーや不安材料と向き合える事←作家の村上龍氏の受け売りになってしまった。どんなタフな場面に置かれてもユーモアのセンスを持ち続けることが出来る人。

学校の勉強が出来ても、タフではない人、臆病な人で、真に優秀な人材を見たことは無い。失敗を恐れない人、他人の目を必要以上に気にせず、他者から嗤われる事を恐れない人。こういうのが、自分の考える優秀な人材かも。自分の経験から言うと、高校生や大学生、その間の予備校生の時は「いい子」を演じる馬鹿者達が大勢いた。「いい子」は単にいじめを避けたいだけの存在で、基本的に臆病者である。不思議なことに社会に出ると、「いい子」は見かけなくなった。「いい子」を演じきれるのも大学生くらいまでだろう。「いい子」本人たちも周りに合わせるのに疲れきってしまうし、周囲もさすがに大人になってまで「いい子」の存在を認めなくなる。ビジネスは、自らリスクを取らなければ、自ら動かなければ始まらない。いちいち周囲の顔色を窺っていては無駄にエネルギーを食うし、スピードが殺される。自分が「いい子」に遭遇しなくなったのも勤め先が研究所やベンチャー企業だったからかもしれない。いつ死んでも後悔しない生き方、これが出来る人が真に優秀な人かも。何か全然まとまりのない医学物理学と無関係なことを書いてしまった。

そう、本当は日本人は本当に優秀か?というテーマで論じたかったのである。勿論、優秀な側面もある。例えば自分はアジアの某国(比較的小国)、と南半球の白人の国、と欧米を旅行した結果、日本ほどコンビニが充実した国がないことを再発見した。大学のレベルはどうだろう?う~ん.....学部は全体的に悪くはないけど、大学院はちょっとねぇ~。経済力、これも最近ちょっと…

南半球の某国は、日本と比して社会全体の知的レベルは高くない(失礼)ように見える。人口も多くない。だがその温暖な気候と世界中から美しい自然と平和で豊かな生活を求めて移民が集まり、多様な人材が活躍する事により、毎年経済成長を達成している。

それでも自分はその南半球の某国に移住したいとは思わない。

やはり日本が最高、なのである。

友人で、昔から頭脳明晰な海外帰国子女がいる。彼は小学生くらいの時に某国に居住した経験があり、英語も喋れるのだがまるっきり海外に住むことに興味がないかに見える。人間、食べ物、気候、日本語と言う言葉、礼儀や清潔さを重んじる風土、トータルで見ると、ここ以外ないのである。

日本人歌手が日本語で歌う曲が結局好きだし、年齢を重ねてからは和菓子が好きになった。

ところで、優秀な人材が日本から生まれるかだが、現行の教育体制では絶望的である。

特に大学院教育がひどい。